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コッパ・イタリア準決勝第2戦ユーベvsミラン

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新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断していたイタリアサッカーが再開。6月12日、コッパ・イタリア準決勝第2戦が行われ、ユベントスはホームでミランと対戦し、0-0のドロー。第1戦が1-1だったため、ユベントスアウェーゴール差で2年ぶり19回目の決勝進出を決めた。

ユベントスは4-3-3。GKジャンルイジ・ブッフォンに、4バックはDFダニーロ、DFマタイス・デ・リフト、DFレオナルド・ボヌッチ、DFアレックス・サンドロ。アンカーにMFミラレム・ピャニッチインサイドハーフにMFブレズ・マトゥイディ、MFロドリゴ・ベンタンクール。3トップは右がFWパウロ・ディバラ、センターはFWクリスティアーノ・ロナウド、左はFWドウグラス・コスタ。

ミランは4-2-3-1。GKジャンルイジ・ドンナルンマ。4バックはDFアンドレア・コンティ、DFシモン・ケアー、DFアレッシオ・ロマニョーリ、DFダビデカラブリアボランチ2枚はMFフランク・ケシエとMFイスマイル・ベナセル。2列目は右がMFルーカス・パケタ、中央がMFジャコモ・ボナベントゥーラ、左がMFハカン・チャルハノール。トップはFWアンテ・レビッチ。

ユベントスは開始早々、A・サンドロが左サイドを華麗に突破。PA左からのマイナス方向への折り返しをD・コスタが左足シュートで合わせるが、惜しくもゴール右に逸れた。前半5分にはディバラがPA手前でFKを獲得。そのままキッカーになるも、左足シュートはわずかに外れた。

前半15分に試合が大きく動く。C・ロナウドとコンティがPA内で競り合うが、そのときにコンティの肘にボールが当たる。オルサート主審はオンフィールドレビューで確認した結果、ハンドを認めてユベントスにPKを与えた。

PKキッカーはC・ロナウド。鋭く振った右足シュートはゴール左ポストを直撃。エースは最大の決定機を逃してしまった。

しかし大きな動きはこれで終わらない。ミランは大きくボールをクリアすると、レビッチがボールに反応する。しかし前方にはボヌッチも控えており、レビッチは上げた足をカンフーキックが如く、ボヌッチに直撃させてしまった。オルサート主審はイエローカードを掲出するも、副審からの助言があったか、レッドカードに変更。ミランは攻撃の柱を失い、数的不利に陥ってしまった。

ミランはボナベントゥーラをトップに置いて、4-4-1のブロックからカウンターを狙う。一方、ユベントスは少し余裕ができ、ディバラがリンクマンとして自由に動いてボールを捌く。前半30分にはダニーロが右サイドを突破し、柔らかいクロスを上げると、PA中央のC・ロナウドがハイジャンプ。しかしそれはおとり。ファーサイドマトゥイディがフリーの状態でスライディングで合わせるが、ドンナルンマに阻まれた。前半は0-0で終了。ユベントスはシュート13本、ミランは1本だった。

後半に入っても均衡は崩れない。ユベントスは後半16分に交代カード3枚を切る。ピャニッチに代えてMFサミ・ケディラマトゥイディに代えてMFアドリアン・ラビオ、D・コスタに代えてFWフェデリコ・ベルナルデスキが投入された。

ミランも後半36分にケシエに代えてMFラデ・クルニッチ、パケタに代えてFWロレンツォ・コロンボを投入。18歳のコロンボはトップチームデビューとなった。

ユベントスは後半40分にダニーロに代えてFWファン・クアドラードを、ミランは同42分にカラブリアに代えてDFディエゴ・ラクサールを、コンティに代えてMFアレクシス・サレマーカーズを入れる。

小さなチャンスはあれど、大きな結果にはならず、そのまま試合終了。ユベントスは第1戦のアウェーゴールが生きて、決勝へと駒を進めた。決勝は17日。ユベントスは13日のインテルナポリの勝者と対戦する。

クラブ公式サイトにはボヌッチとマウリツィオ・サッリ監督のコメントが掲載されている。

ボヌッチは「重要なのは来週の決勝戦に駒を進めることだった」と安堵のコメント。「スタートは良かったけど、その後テンポを失って間延びしてしまった。ミランも良い試合をしたし、10人対11人でも崩れることがなかった」と試合を振り返る。C・ロナウドのPK失敗には「不運だったけど彼は全ての状況で重要な選手。今後は偉大なユーベと偉大なロナウドが見られるだろう」とエールを送っている。

サッリ監督は「ここ数か月の後で、ベンチに戻ってフィールドの選手たちを見られるのは素晴らしい気分だ。ファンがいないのは寂しいけどね。誰にとっても簡単な状況ではなかった」と再開を喜ぶ。試合は「圧倒的に支配できた最初の30分には大いに満足している」と振り返り、「その後リズムとメンタル面のインテンシティが落ちてしまった」とその後の展開には不満があるようだ。しかし、それも中断期間を経たことによるものと切り替えており、「選手たちは何週間もソファーに座っていたわけだから、フィジカルとメンタルの状態を完璧にするのは簡単なことではない」と語っている。C・ロナウドについては「彼も貢献しようとしてくれたし、最後は少し苦しんだが必要だった試合をこなすことができた。PK失敗は不運だった」と本調子でないことはあまり気にしていない様子だ。